2020年はコロナの影響もあり、自分の仕事や今後の働き方について考えている人も多いと思います。
ニュースでは、大手企業のボーナスカットの話などが話題になっていますが、フリーランスも例外ではありません。
むしろコロナ以前に、社員のように守られた環境にいないフリーランスは不景気になったときに真っ先に仕事を切られる立場です。
ただ、フリーランスとして働く以上、保証がないのは大前提なので、文句を言える立場ではなかったりします…。
コロナをきっかけに私も自分の働き方について、改めて考えさせられたひとり。今日は、コロナが本格化してからの私のお仕事事情をお話したいと思います。
コロナ真っ只中の4月、業務委託が打ち切られる

フリーランスの仲間内でも、今まで受注していた業務委託の仕事がストップした、売上が下がった、撮影やイベントの話が飛んだ…なんて話は当たり前のようにされています。
今まで発注されていたお仕事がなくなるって、本当に不安になるものです。
かくいう私も今年の4月、コロナ真っ只中に毎月固定でいただいていた業務委託のお仕事がひとつストップしました。
わりとしっかりした金額をいただいていたので、この先他にもストップする案件が出てくるのは…とさらに不安に。
ただ、ここで文句を言っても仕方ない。だってクライアントさんも売上が下がる=諸々の出費を抑える必要がありますよね。
キャッシュポイントは幅広く作っておいた方がいい
私は、「フードデザイナー」という肩書きで活動をしていますが、よく「具体的にどんなお仕事があるの?」と聞かれます。
「企業のレシピを作ったり撮影のスタイリングしたり…そんな感じ!」と普段は答えていますが(雑な回答笑)、実は他にも色々な業務があります。
企業タイアップのレシピ制作、雑誌や飲食店のフードスタイリングの他にも、
・2021年オープン予定のワインショップのアドバイザー契約
・企業のインスタグラムのディレクション(食、美容系数社)
・中国向けに開発されたサプリメントの記事執筆 …などをしています。
私の場合は「食」が軸にあるので、その軸を持ちながら、同業でも仕事の種類を増やしておく、これはとても大切なことだと実感しました。
「食」を軸に旅の記事を書くこともあれば、飲食店の取材をすることもあるし、美容やダイエットのお仕事に広げていくこともできます。
もし、毎月一社から大きい金額を受注できたら、フリーランスにとってそれほどありがたいことはないです。
ただし、それはいつまで続くかわからない。そこに頼ってしまうと急に発注がストップしたときに収入も大きく減ってしまいます。
これは会社員でも同じことが言えますよね。
副業OKの会社ならば、お給料という一箇所の収入だけではなくて、今後が収入源をどんどん増やしていくのがベストな選択になるかもしれません。
なくなる仕事もあれば入ってくる仕事もある

仕事も減っていくばかりではありません。ラッキーな話も出てきます。
先ほどの例でも出しましたが、撮影やイベントがなくなったらどうなるでしょうか。企業側はイベントなどに確保していた予算の使い道がなくなってしまいます。
これは職種によりますが、食の世界でいうとステイホームになったことで「おうち時間を楽しもう」という傾向にあったので、レシピ制作のお仕事が増えました。
イベントなどで使われなくなった予算が他に回ってくることで、恩恵を受けることもあったのです。
これぞ、捨てる神あれば拾う神あり。
フリーランスって、こういうところが面白いんですよね。なくなる仕事があっても、いつでも新しい仕事が入ってくるチャンスがある。
いつだってピンチはチャンスになります。絶対に諦めてはいけません。
変化に対応していく人が生き残る
私の周りの会社経営やフリーランスの人を見ていて思いますが、どんな状況でも舵を取って自ら方向転換できる人は、どんなことがあっても生き残ると思います。
外食産業の人たちは、アイディアを振り絞ってテイクアウトメニューを考えただろうし、ウェディング業界は新しい結婚式のスタイルを提案しています。
航空業界も今は大変ですが、最近はCAさんがyoutubeを開設してライフスタイルを発信しているのもよく見かけます。
プライドは一旦置いて、今できることを始める。
行動を起こすのってとても勇気のいることだけど、変化に対応できる人はこの先どんなことがあっても生き残れるはず。
私も一時期は不安になって落ち込みましたが、「このままじゃダメだ!」と自分を奮い立たせるいいきっかけになりました。まだ完璧な答えを見つけられたわけではないけど、何かピンチがあれば変わる努力をすればいい。
引き続き私も、今後の働き方についてはアップデートしていきたいと思っています。