最近、日本でも目にすることが多くなったヴィーガンフード。
海外のレストランでは、メニューにヴィーガンマークがついているところがとても多く、アジア圏でも観光客の多い場所では、当たり前にヴィーガンというチョイスができるようになっています。
東京にもヴィーガンメニューを提供しているお店が増えていて、私も興味津々!
私自身ヴィーガンではなく、普段からお肉もお魚も食べます。
ただ、ヴィーガンを食べて思うのは、とてもおいしくて、物足りない感じがまったくないということ!
急にヴィーガンになるのはかなりハードルが高く感じますが(日本ではお店もまだまだ少ないので、会食や友達とのご飯でお店選びも厳しいですよね)、たまにヴィーガン食を取り入れてみるというのは、予想外に楽しいことでした。
もともとヴィーガンに興味を持ったきっかけは環境問題ですが、私のようにミーハー心を持った人でも十分楽しめて満足できるものです。
ヴィーガンは肉、魚以外にも乳製品や卵も使わないので、基本的な食材は、野菜、豆類、ナッツなどがベース。
今回行った「The Burn」で、最近ヴィーガンのフルコースが始まったと知って早速予約。食べ終わった後にはお腹いっぱいになりかなり大満足のフルコースでした。
The Burnが提案するヴィーガン
The Burnを訪れるのは2回目。
その時の目当てはハンバーガー。
ヴィーガンとは無縁の牛肉たっぷりのジューシーなザ!ハンバーガー!です。
The Burnの米澤シェフは、NYスタイルのジューシーな赤身のステーキを提供している傍ら、ヴィーガンのレシピ本も出されています。
少し前なら、一度ヴィーガンを誓ったならば、肉・魚は一切食べないというストイックな考え方だったように思いますが、最近は環境問題を考慮した人たちが軽い一歩を踏み出す「週1ヴィーガン」や「時々ヴィーガン」という考え方も広まっています。
私もまさにこの考えからのスタート。
なので、米澤シェフの考え方にとても共感していて、「野菜中心のメニューでも満足できる楽しさ」だったり、「お肉は特別な時においしく調理していただくもの」という考え方がすごくしっくりきました。
まずは、知ってみること。
肉 or 魚の二択ではなく、ヴィーガンという選択肢を増やしてみること。そんな柔軟な考え方が世界を変えると思っています。
ヴィーガンのフルコース
この日のメニューはアミューズとデザート含む全8品。
前日にワインを飲みすぎてしまったため(笑)、この日はアルコールなしでソフトドリンクにしました。

この日は洋梨だったかな、季節のフルーツを使ったソーダはシロップも手作りなのだと思います。一杯試す価値ありです。

本当は玉ねぎのスープだったのですが、苦手な食材だったのでフムスに変更していただきまいた。

The Burnの名物ケールサラダ。柑橘も入ったシトラスサラダにアレンジされていました。
水ナスとシャインマスカット、カシューナッツソースのサラダ。
このカシューナッツペースト、売って欲しかった…!
オーガニックローストキャロットとアーモンドを使ったロメスコソース。
このオレンジのソースはしっかり味つけがされていてかなりおいしかったです。
人参の甘さが引き立っていました。
ヴィーガンボロネーゼ。
メニューを見た瞬間に楽しみにしていたひと皿。
ソイミートかな?と思いきや、食べてみたら食感がしっかりある…気になってスタッフの方に伺ったら、刻んだ野菜や大豆を使っているとのこと。
濃厚ソースと混ざって満足度の高い一品でした。
カリフラワーステーキ、カルダモンと自家製アリッサ。
こんなにジューシーなカリフラワー食べたことない!
ヴィーガンの世界に足を踏み入れると、こういう発見もあっておもしろいんです。
最後はしっかりとデザートまで。
生落花生のブランマンジェ、柿のキャラメルバニラソース。
ブランマンジェって生クリームを使って作るのが一般的なので、少しあっさりしているのかなと思ったのですが、めちゃくちゃ濃厚!
ひと口食べた瞬間にピーナッツの味がガツンと来て、これはスイーツ好きでも大満足の一品でしょう。
始めのアミューズを含めて、全8品。
これ以上食べられない!というほどお腹いっぱいになりました。
まるでNYのような店内の「The Burn」ですが、出しているお料理もNYのレストランに引けを取らないクオリティ。
さすが、米澤シェフ!
ぜひ、ヴィーガン初心者の人にこそ訪れてほしいお店でした。